刀剣乱舞 宴奏会 京都


ロームシアター京都での【刀剣乱舞 宴奏会】に行ってきました。

刀剣乱舞のゲーム内で流れる音楽を、大阪フィルハーモニー交響楽団のオーケストラ生演奏で楽しむ…というもの。

オーケストラって、お仕事でホール内ナレーションさせて頂いたことがあるだけで
刀剣乱舞に出会っていなかったら、自分から積極的にチケットを取って観に行く機会はなかったかもしれないもの。

だからこそ、眠くなるイメージが強くて不安だったのだけれど
いざ演奏が始まると、終始ぼろぼろ泣いてました。

ステージ上のスクリーンにゲーム映像を写し、そのシーンで流れるゲーム楽曲をオーケストラが演奏。
1年365日、毎日ログイン出来ていた訳では無いけれど
ゲームを始めてから聞き続けてきた曲たちが
画面の中からじゃなくて、自分がいま居る場所で鳴っているということが、こんなにグッとくるなんて…。

初期刀5振から1振選んで本丸に迎えるところから始まり、鍛刀で6振揃えて部隊を組み、だんだんとレアな刀が揃い、検非違使が現れて苦戦するところまで
ゲームの中での審神者の歩みをなぞるような構成になっていたのも、とても良かったです。

現実の季節に合わせて本丸の景趣を変え、あたかも本丸にいる刀剣男士たちと同じ時間の流れを過ごしているようにして楽しんだり
重症になったら撤退して、折れてしまわないように大事にプレイしていると
単に刀を集めてレベルを上げるゲームには思えなくて。育ててきた刀剣男士たちへの思い入れがめちゃくちゃ生まれるんですよね…このゲーム。
知らないうちに想い出として積み重なっていた記憶が、音楽によって、ぶわっと蘇ってくる宴奏会でした。

京都公演の部隊長は歌仙兼定。
私の初期刀は山姥切国広なので、宴奏会で見た本丸の歴史とは違うのだけど
レア刀が出る→部隊編成に組み込みがちなところとか
京都に出陣できるようになるまでは、阿津賀志山周回しまくったところとか
自分との共通点があってなんだか微笑ましかったです。

プレイヤーの数だけ本丸が存在して、それぞれの想い出を大事にしてくれる刀剣乱舞というコンテンツと
素晴らしい演奏で『音』の持つ力を感じさせてくださった、大阪フィルハーモニー交響楽団と和楽器奏者のみなさまには感謝しかありません。

今回聴くことができた近侍曲も、オーケストラアレンジの生演奏で聴くことで、より一層、その刀の個性が際立っているように思いました。
一期一振は穏やかで優しく、和泉守兼定は好戦的で躍動感にあふれ、三日月宗近はうっとりするくらい優美でした。

ロームシアター京都に来ている審神者のみなさんが、いつもよりも少しドレスアップしていたり推し刀の色の着物だったり…
ゲームリリース3周年を祝して企画された宴奏会だけに、その華やかなハレの雰囲気を感じられたのもとても嬉しかったです。

ロームシアターから見る東山の景色も、なんだか特別に感じたなぁ◎


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

次の記事

神泉苑祭