京都の秋のオススメ、白龍園
京都の紅葉スポットって、どこも絵画のように美しい景色が楽しめるんだけど
人が多すぎて
正直、行こうとするだけで疲れちゃいません…?
そんな方に、オススメの場所。
二ノ瀬にある『白龍園』(はくりゅうえん)という場所。
日本庭園です。
二ノ瀬…ってどこやっけ?
と思われた方。
叡山電車で鞍馬行きで、貴船口のひとつ手前の駅です。
もみじが綺麗、でも鞍馬・貴船ほど観光地化されていない山の中の静かな里、という雰囲気の場所。
白龍園は、2012年から一般公開が始まりましたが
かなり限定的に公開されていて、
期間限定公開・しかも時間も10:00~12:30のみ、さらに1日に100名限定。
なぜ、そこまで限定にするの?
という理由は、行くとわかります。
歩いて散策できる広い庭園は、青々とした苔に覆われています。
この写真の2か所は、どちらも拝観者が踏み入って良い場所なんですよ~
こんなにびっしりと苔のあるところに入って良いって、すごくない???
苔は手入れがとても大変なので
ここまで美しい姿を維持するには
多くの人を一度に迎えることはできないだろうし、
手入れにかける時間を確保できるように、公開期間をコントロールしなくてはいけないのだろうな…というのは、容易に想像できました。
緑の世界の中に
5つのあずまや(休憩所のようなもの)があります。
5つが、5つとも趣向が違っていて。
どれも違って、とても素晴らしいのですが
実は、この白龍園
京都市内に本社を置く子供服メーカーの創業者が開山した日本庭園で、
整地や石組み、そしてこのあずまやの建設は
すべて、開山者のご家族と会社の従業員の方々の手作業で作られたそうです。
建築・日本庭園のプロではない方々の手作り…なんですが
その仕上がりには感嘆!
この写真(↑)は、あずまやの天井を中から撮影したものですが
細かく編まれている部分があったりして、かなり精巧!
しかも、細かいだけではなく
くぎを一本も使っていないそうです。(祇園祭みたい!)
お庭から望む鞍馬の山々は、徐々に色づいてきていて
庭の青々とした瑞々しい苔と、赤や黄色に変化しはじめた山肌の色合いをどちらも一緒に楽しむことができます。
素晴らしい景色!
しかも、かなり限定的に公開しているため
人が少なくて、静かです。
秋のしっとりとした景色を、ゆっくり静かにたのしみたいなら
ここ、めちゃくちゃオススメです。
ちなみに拝観券は、叡山電車出町柳駅でしか買うことができません(数を把握するため、かな?)ご注意を!
逆に言うと、出町柳で券を買えたら100名の枠に入れたってことです◎
この秋の公開は
10月14日~12月3日(日)です。機会があれば、ぜひ♪
ステキな場所ですね〜(^^)
自分が粗忽者だということも忘れさせてくれそうな…あ、ミサキングが粗忽者とか言ってないよ( ̄▽ ̄)
大人に似合う場所。12月3日まで…か。。。