Free!オーケストラコンサート
11月10日、ロームシアター京都で
アニメ「Free!」のオーケストラコンサートが開催されました。
私は夜の部に参加。
Free!の劇伴(作中に流れる音楽)を関西フィルハーモニー交響楽団が奏でるコンサート。司会は、七瀬遙役の島崎信長さんとFree!の音楽を作られている加藤達也さん。
作品の発表順(無印→ES→約束絆→ハイスピ→DF→夢)に、スクリーンに映像を投影しながら、一緒に振り返るようなセットリストでした。
アニメやゲームのオーケストラコンサートには、ほかの作品でも参加したことがありますが、Free!コンサートも他作品と同じくオーケストラ用にリアレンジされた楽曲たちを演奏されました。
ただ、いつもと違ったのは、オーケストラの楽器の音以外に、エレキギターを初めとするエレクトリックな音がオーケストラに組み込まれていたこと。オーケストラ用リアレンジなのに、楽団に無い楽器の音を使うの???って思っていたんですが、演奏の合間に加藤さんがお話されていたFree!の音の話を聞いて、納得しました。
Free!劇伴の製作にあたり、「オシャレでポップな音を」とのリクエストがあったそうです。岩鳶町(鳥取県岩美町)という海沿いの田舎町のお話だけど、音楽は都会的に。その表現のための要素の1つが「電子の音」だったなら、省くわけにはいかないもんね…。あくまでこれは、加藤さんのお話を聞いての、私の解釈ですが…
岩鳶町が舞台のエピソードは東京をイメージした音作りを、東京に舞台を移してからは海外をイメージし音作りをされたそうです。
作品の広がりを表現するため、スタイリッシュな音にするため…と仰っていましたが、
どんどん広い世界へ飛び出していく、外の世界に視点を移していく、そんなキャラクターたちの姿にまさにぴったり。このエピソードはとても印象的でした。
島崎信長さんのMCも楽しくて。笑
ほわほわしたご自身のキャラクターは、客席までほんわかさせるパワーがあったし、
何より
「オイオイ、めちゃくちゃFree!愛してんな!」
って、
ついツッコミたくなるくらい作品を溺愛されてるのが話す内容からも伝わってきて、とても素敵でした。
最後に、Free!の制作に関わるスタッフさん達からの手紙を代読されたんですが
その中で語られたのは
新作劇場版は現在進行形で制作中
とのこと。
とても嬉しかったです。涙が出るほど。
次の劇場版の公開時期を、あえて2020東京オリンピックと同じにされていることは、最初の情報解禁時からわかっていたけれど
時期がズレたどうこうよりも、今の状況で、作品を作ろうとする気持ちを絶やさずに動いてくださっていることが、本当に嬉しい。
辛いこと、悲しいことがあった時に
自分を励まし、支えてくれた作品だから
今度は、いつまでも応援し続けることで、私(たち)が支えたい。
いつまでも待ってます。