舞台 刀剣乱舞 ジョ伝 三つら星刀語り


年末どハマりした、刀ステ。

刀剣乱舞-ONLINE-の舞台です。
「舞台 刀剣乱舞 ジョ伝 三つら星刀語り」@メルパルクホール大阪 12月21日の昼公演に行ってきました。

こんな緻密なストーリー、ある?
ってぐらい、考え抜かれた物語。

おもしろすぎて、急遽ライヴビューイングも行くっていう…。笑

パンフレットにも書いてあったんですが、
今回は「山姥切国広が主人公の、三日月宗近が顕現する前の物語」と「黒田家にまつわる刀剣たちの物語」の2つのストーリーが一つの舞台にまとめられたお話でした。

1幕は、
三日月が顕現する前のまだまだ経験値の浅い刀剣男士たちが
小田原城が無血開城する少し前の時期(1590年6月)に出陣するお話。
山姥切国広を部隊長に、山伏国広・へし切長谷部・小夜左文字・同田貫正国・骨喰藤四郎の6振り。
時間遡行軍から、歴史を守るためにひそかに戦うはずが
北条家へ小田原城の無血開城を打診する黒田官兵衛・黒田長政親子に鉢合わせてしまい
しかも、何故か黒田親子は
歴史を守るために陰で動いている刀剣男士たちの存在を知っていて。
さらに、黒田官兵衛は時間遡行軍を引き連れて刀剣男士たちを襲ってくるし、
時間遡行軍は、何故かめちゃくちゃ強いし、
一つの時代に2振りの山姥切国広がいることがわかるし…。

いったいどうなってんだ???????????

な1幕です。
謎が謎を呼ぶ展開ですが、それでも1幕は1幕だけでしっかりと物語は完結していて。
強すぎる敵に歯が立たない刀剣男士たちは、負けて逃げ帰ってくるのですが
まだ顕現して間もない刀たちはチームワークもあまりなく、
まだまだ、それぞれの刀が持つ歴史や過去にとらわれて部隊として上手く機能しません。
ただ、この6振りで部隊を組んだ、刀ステ本丸の審神者ほんとグッジョブ!
「写し」であることがコンプレックスで、自分に自信が持てない山姥切を兄弟刀の山伏が支え
元の主・黒田長政の近くにいることで考え込んでしまう長谷部に、骨喰が「記憶は、想い出」と諭す。
同じ本丸の仲間としての意識は薄いけれど、
それぞれの刀が持つ本質が、違う刀を鼓舞している姿は 見ていてグッときました。
もちろん、部隊をまとめきれない山姥切の歯がゆそうな姿に胸が痛くなりましたが…。

そして、2幕。
始まった瞬間に、何故か1幕と同じオープニング…。
え?もう一回やるの?と思ったら、現在の本丸にいる刀剣男士たちが
再び1590年の小田原城に行く、という展開に。
今回の部隊は、山姥切国広を部隊長に
山伏国広・へし切長谷部・博多藤四郎・日本号・ソハヤノツルギの6振り。
1590年小田原城に到着すると、なぜか1幕で見た6振りを発見。
時空のゆがみ(だったっけ?)の影響で、過去の自分たちが戦う時間軸に飛んでしまっていて。
過去の自分たちを助けながら、歴史を守るために戦うことになります。
過去の自分たちよりも先に黒田長政に遭遇した現在の刀剣男士たちは
黒田官兵衛が、時間遡行軍の力を借りて
徳川家康に代わり豊臣秀吉の後天下を取る歴史を歩もうとしていることを知り
長政と共に黒田官兵衛を阻止するため戦います。
1幕のシーンをもう一度同じセリフ・同じ動きで見せながら、現在の刀剣男士が裏で画策する様子を挟みつつ伏線を回収していく。

現在と過去が同じ時間軸で行われるからこそのバッタリ出くわしちゃう系ハプニングも面白いし、
現在の刀剣男士たちが身体共に強くなっている姿には、母心で泣けてきちゃう…。

ざっと説明するだけで、こんな文字数必要なんだな…って思うくらい
いろんな要素が詰め込まれた舞台で。(打つの疲れてきました。笑)
もちろん、刀たちの戦いなので
殺陣のシーンも満載!黒田家に縁のある3振りが、バッキバキの音楽に乗せて紙ふぶきの中戦う姿は超絶かっこよかったです!最高!

そして、原作ゲームをずっとやってる私には嬉しい要素がたくさんありました。
例えば、
1幕の6振りはゲーム配信開始当初から実装されていたキャラクターだけだったし
2幕で新たに登場した刀剣は、すべて後から実装された刀たちだったのが
実際のゲームの歴史と同じだったこと。
そして、1幕の時期にお守りが存在してなかったのもゲームと一緒!お守りも途中で実装されたアイテムですもんね…!

見た目や動き・話し方を原作と違わぬようにしてあるのは2.5次元舞台としてもちろんのこと
時間の流れも2次元に合わせて作ってある刀ステ。すんごい…!

お話にグッときて感動するのとは別に、
こんなに良く出来た舞台を、生で見れたことに感動してしまいました。(チケット当たって良かった~…)

 

ちなみに、「三つら星」とはオリオン座の真ん中の3つ並んだ星のこと。
刀ステでは「織田信長・豊臣秀吉・徳川家康」の3人の武将を指しましたが
オリオン座に関係する武将といえば、毛利元就をはじめとする毛利家です。
(毛利の家紋、三ツ星はオリオン座から来ています。勝運・武運を意味するところから家紋に取り入れたそうです)

最後に、取ってつけたように
星のソムリエらしい仕事しときました。笑

 


舞台 刀剣乱舞 ジョ伝 三つら星刀語り” に対して2件のコメントがあります。

  1. ねこいるか より:

    うん、うん、愛がなかったら書けない文面だ!(*´∇`*)

    1. misaking より:

      ねこいるかさん

      日本一、2次元と2.5次元に愛のある喋り手目指してます!笑

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